面白き こともなき世を 面白く

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声をかける、その一歩を踏み出す自信をつける為に、時には孤独に頑張ろう、の巻

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『声をかける』 高石宏輔 晶文社

恐ろしい名著です。読んだことのない人は是非読んでみて下さい。倍率何倍やねん、ていうレベルの細密な人間描写の迫力がすごいです。こんな高感度で生きてたら絶対しんどいやろな...と心配になるほど。僕もこの夏に読み返そうと思います。

 

本題。

「声をかける」とはどういうことか??それは「0を1に変える」ということだと思う。お互い通り過ぎていたらただの赤の他人だった人同士でも、どちらかが「声をかける」ことで接点をもち、関係を築き、そこから色んな世界が広がっていく。「声をかける」ということは何気ない行為のようにみえて、人々が個人化された現代日本の日常からすればかなり異質な行為だと思う。

 

ナンパをするとなると、「声をかける」ことは避けられない。まあ、「逆ナン」されて声をかけられる場合がないわけではないが、確率としては低い。となると、「どんなふうに声をかけるのか??」ということが問題になってくる。僕が思うのは、「感じたこと、思ったことをそのまま口に出す」ということが一番良いんじゃないか??と思う。結局それが一番伝わる、「力のある言葉」になる気がする。「ナンパテク集」的なのに載ってる「話法」ってどうなんやろ...。

 

自分の経験的に(特に風俗ナンパ)、「上手くいったな」と感じる時は、「自分がその人に魅力を感じていて、仲良くなりたいと思っている。だから色々聞いたり、自分のことも知ってほしくて積極的に話す」ということが素直に出来た時は上手くいっているように思う。実際、風俗ナンパで連絡先交換した相手とは100%その後プライベートで遊びに行って、それなりに関係が続いている。そういう時は「ナンパ」という感じはあまりしていない。もっと自然な「おしゃべり」ぐらいの感じ。相手に魅力を感じていたら、「あなたに魅力を感じています!」ということが、言葉面だけではなく、声のトーン・声量・表情・話し方、に現れてくる。そういうのが混ざって相手の心を動かす力になると思う。

 

つまり、「あなたに魅力を感じています!」ということを「どれだけストレートに出せるか??」ということが大事だと思う。

 

じゃあどうしたら「自分の思いをストレートに出せるのか??」というと、「自信」だと思う。読んで字のごとく、自分を信じられているかどうか。自信があれば、自分の気持ちをストレートに言葉に出来る。自信が無いと、口はモニャモニャ、目線がキョロキョロ、態度はオドオドしてしまう。だから、ナンパで美人をつかまえるためには間違いなく「自信」がいる。

 

じゃあ、どうすれば「自信」がつくのか??友達が言っていた「今自分が向き合うべき課題」という言葉がシックリ来た。人それぞれ、生きていればそれなりに向き合うべき課題が出てくる。仕事なのか、友人関係なのか、筋トレなのか、勉強なのかは人それぞれ。それをめんどくさがらずに、手を抜かずに、腐らずに、向き合えているかどうか??ということだと思う。自分から逃げている人間は、他者とも向き合えない、ということだと思う。だから、「美人をナンパしよう!!」ということのために、真逆のように見える、「自分の部屋で一人孤独にやるべきことをやる」、というのはとてつもなく大事なこと。「孤独になれる心の体力」は必要だ。そもそも、孤独が嫌だから常に誰かと群れて女のケツを追っかけてる奴には魅力がない。パワーがない。

 

孤独に自分の課題と向き合いながら、街に出る時は出て、人と関わる。この往復が大事だと思う。

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声をかける、その一歩を踏み出す自信をつける為に、時には孤独に頑張ろう、の巻 結